ストーカー対策をわかりやすく解説!探偵おすすめの対策法も

今回は、ストーカー対策を解説します。

ストーカーは、エスカレートすれば強盗や殺人のような重大な事件に発展する可能性のある危険な犯罪です。

しかし、暴行や殺人など、具体的な犯罪行為が行われる事は少なく、警察には対応し辛いという特徴もあります。

ストーカー被害を受けてしまっている方の行動の参考になれば幸いです。

この記事の監修:探偵NiCOさん

探偵NiCOさん
関東を拠点に全国で活躍されている現役女探偵。
尾行をしない聞き込み特化型の珍しいタイプの探偵さん。
現在は人探しや結婚調査を中心に活動中。

そもそもストーカー行為とは

ストーカーといえば『つきまとい』をイメージする人が多いと思いますが、実はさまざまな種類があります。

ストーカー行為は、

  • つきまとい等
  • 監視していると告げる行為
  • 面会や交際の要求
  • 乱暴な言動
  • 無言電話、連続した電話・FAX・電子メール・SNSでの嫌がらせ
  • 汚物等の送付
  • 名誉を傷つける
  • 性的しゅう恥心の侵害

これらに該当する『同一の者に対し、つきまとい等を繰り返し行うこと』を指します。

【ストーカー行為とは?】8つの種類をわかりやすく解説

ここからは、このストーカー行為に関して、それぞれの対策方法を紹介していきます。

つきまとい等への5つの対策方法

つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき等への対策方法は、

  1. 防犯ブザーを携帯する
  2. 警察や信頼できる人に相談する
  3. 携帯電話は、いつでも110番できるようにしておく
  4. 不安なときはタクシーなどを利用する
  5. 万一の場合は、警察や近隣の人に助けを求める があげられます。

一つ一つ、詳しく見ていきましょう。

1.防犯ブザーを携帯する

まずは、防犯ブザーを必ず携帯するようにしましょう。

ストーカーに道端で急に襲われた時、あなたにできることは大声を出して周囲に助けを求めることくらいでしょう。

しかし、実際に被害にあった方に話を聞くと『いざとなると、恐怖で声を出せない』という方がほとんどでした。そんな時、防犯ブザーがあればスイッチを押すだけで助けを呼ぶことができます。

ですから、ストーカーに遭ってしまった時のために、防犯ブザーを必ず用意しておきましょう。

ただし、防犯ブザーは首から下げておくなど、本当にすぐ操作できるようにしておきましょう。これは私の体験談ですが、実際ストーカーに襲われた時は、抵抗するのに必死で防犯ブザーは役に立ちませんでした。防犯ブザーは本当に肌身離さず持っていないと意味がありませんね…。

2.警察や信頼できる人に相談する

ストーカー被害を受けていると感じたら、まずは迷わず警察に相談しましょう。

また、弁護士・探偵に相談することで、ストーカー問題を解決できるかもしれません。

また、いざという時のために、家族や自分の家の近くに住んでいる友人や親しい人に相談しておくのも良いでしょう。

3.携帯電話は、いつでも110番できるようにしておく

ストーカーは、いつ襲いかかってくるかわかりません。

外を出歩く際は、いつでも110番できるようにしておきましょう。

もしあなたが使っているのがiphoneなら、電源ボタンを5回連打すれば緊急SOSで自動的に警察へ繋がります。

また、Androidでも、ロックを解除しなくても緊急通報を行うことができます。

いざという時は、ぜひご活用ください!

4.不安なときはタクシーなどを利用する

ストーカーが殺人や傷害事件に発展するケースは、多くの場合路地などで一人きりになった時に起こる傾向にあります。

夕暮れの道を歩くときや、人の少ない場所を通らなければいけない際などは、タクシーなどを利用して素早く移動するようにしましょう。

できれば、家族や友人などと一緒に行動することをお勧めします。

5.万一の場合は、警察や近隣の人に助けを求める

万一命の危険を感じたら、警察や近く人に保護してもらえるよう頼みましょう。

この時のポイントとして、本当に緊急であることを伝えましょう。

『ストーカー被害にあっている』『後ろから人がつけてきている』では、警察も動くことができません。

ホムズトーク|ストーカー相談しても警察は動かない?理由や対策を解説!

『殺されそうになっている!』
『暴力を振るわれるかもしれない!』

など、具体的で緊急性の高いことを伝えれば警察は対応せざるをえません。

監視していると告げる行為への対策

電話などで

『今日OO色の服を着ていたな』『さっき家に帰ったな』

など監視していると告げる行為は、状況・内容をメモし、警察に届け出ることで対策することができます。

また、もし仮に監視されていると思ったら外からみられないように

  • カーテンを閉める
  • 小さめの窓でもカーテンをつける など対策を行いましょう。

面会や交際の要求対策

俺と付き合え

私とあってくれなきゃ、職場に行くよ

など、ストーカーが面会や交際を強要してくる場合もあります。

この様な時は、

  • はっきりと拒否する
  • しつこい様なら警察や信頼できる人に相談する

など、然るべき対処をしましょう。

はっきりと拒否すれば、多くの人は手を引きますが中には逆上して襲ってくる人もいるかもしれません。

そう言う時のために、頼れる人に相談しておくことが非常に重要です。

乱暴な言動への対策

馬鹿野郎!ふざけんな、殴るぞ!

など、ストーカーをする人は乱暴な言動をかけてくる事があります。

  • 本当に殴られそうになるなど危険を感じたときは、防犯ブザーやスマホで助けを求める
  • 近くにいる人や警察に相談する などで対処しましょう。

無言電話、連続した電話・FAX・電子メール・SNSでの嫌がらせへの対策

無言電話を何度もしてきたり、怪文書がメールやFAXで送られてくる。または、SNSでしつこくメッセージが来るなど。この様な場合はどうしたらいいのでしょうか?

  • ブロック機能を使う
  • 「警察に訴えます」とはっきり伝える
  • 架電状況(時間、内容等)を記録する
  • 受信したメール等は保存しておく

受信したメールやトーク履歴などは、保存して置いて警察に見せれば証拠として扱われます。

汚物等の送付への対策

汚物やカミソリ・包丁のような危険物を郵送してくる輩も中にはいます。

このような場合は、

  • 警察に届け出る
  • 届いた時間と内容などをメモする
  • 送り主の不明な届け物などは、そもそも受け取りを拒否し、開封せずに送り返す

などで対処しましょう。

名誉を傷つける行為への対策

中傷のビラを撒き散らしたり、SNSに中傷する内容を書いたりされることもあります。

  • 状況を記録し、中傷ビラ・インターネット文書などはすべて保存しておく
  • 警察や信頼できる人に相談する などで対処しましょう。

そうした中傷は、あなたのきを引くために行っている可能性が非常に高いです。

インターネット上の誹謗中傷への対処は年々厳しくなっていっているので、耐えられないレベルの中傷を繰り返されるようなら、一度警察や弁護士に相談してみることをお勧めします。

性的しゅう恥心の侵害への対策

郵便で猥褻なものが送られてきたり、メールやTwitterなどのDMで卑猥な画像が送られてくることもあります。

このような場合は、

  • 住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報の管理は慎重に
  • TwitterやinstagramのDMは開放しない
  • 送りつけられたものは保存して警察へ相談する などで対処しましょう。

ただ、こういう輩も、やはりあなたの気を引きたいだけなので、無視するのが良いでしょう。

探偵おすすめのストーカー対策

今回は、探偵NiCOさん監修の下、探偵が推奨するストーカー対策をご紹介しました。

探偵がおすすめするストーカー対策は、

  • 警察に一度相談する
  • 相手がわかっているなら接近禁止令を出してもらう
  • 相手がわかってない場合は
    • 大通りを歩く
    • SNSに住所がわかりそうな情報をあげない
    • 音楽を聴きながら歩かない
    • 1人で行動しない
    • 暗いところには極力行かない と言うことでした。

特にSNSには要注意!
マンホールの種類や、ちょっとした家屋の情報から住所は特定できてしまいます。

ストーカー対策は、基本的なことばかりです

基本的なことを抑えて、しっかりと対策しておけば、ストーカーによる悲劇的な事件が起きる確率は非常に小さくなります。

探偵によるストーカー調査とは?

ストーカーへの対処法として、ホムズトークがおすすめするのは探偵によるストーカー調査です。
もちろん、ストーカー対策には警察に相談することが最優先ですが、しっかりとした証拠がなければ警察も動く事ができません。

ホムズトーク|ストーカー相談しても警察は動かない?理由や対策を解説!

  • 警察を動かせるだけの証拠はない
  • でも確実にストーカー被害にあっている という場合は、探偵に頼りましょう。

探偵に依頼すれば、

  1. 見守り調査
  2. 盗聴器発見
  3. その他証拠収集 などでストーカーに対処する事ができます。

見守り調査

見守り調査では、ストーカーを受けている人を尾行して、ストーカーしている人がいないかどうかを確かめます。

もし調査中にストーカーが確認できれば、ストーカーの証拠を集めて、依頼者と一緒に犯人を警察に引き渡すこともできるのでストーカー問題を根本から解決することができるでしょう。

ただし、探偵がストーカーを警察に連れて行くのは状況がややこしくなってしまいます。
なので、依頼者+探偵という形で警察に行くのが望ましいですね。
『どうしても犯人と接触したくない…』と言うときは、弁護士に依頼するのが良いでしょう。

盗聴器発見

探偵に依頼して、盗聴器を発見してもらうこともできます。

ストーカーから盗聴器を設置されたかもしれない。と思ったら、盗聴器探しを依頼するのも手です。

ただ、盗聴器は調査しても滅多に出てきません。90%以上の方が考えすぎです。
探偵によく相談して、説明を受け、納得した上で調査してもらいましょう。

その他証拠収集

その他にも、実際に被害を受けている側ではわからないようなストーカーの証拠収集も請け負います。

ワトソン
ワトソン

本当に困った時は、迷わず探偵に相談してみましょう。

当たり前のことをやる。本当に困ったら探偵へ

ストーカー対策は、普通のことを普通にやるしかありません。ストーカーはモンスターではなく心を病んだ人間です。

  • 警察に相談する
  • 接近禁止命令を出す
  • 暗いところを1人で歩かない
  • 音楽を聴きながら歩かない
  • SNSに住所がわかりそうな情報をあげない など

当たり前の対策をしておけば、ほとんどの場合深刻な事件になることもありません。

ワトソン
ワトソン

本当に困っていて、証拠もなく警察も動けないような場合は、迷わず探偵に相談しましょう。

ちなみに、ストーカー相談をした時、『警察に相談したかどうか確認しない探偵』に依頼するのはやめておきましょう。正しい情報を共有しない、悪徳探偵社の可能性が高いです。

ストーカーは基本的に警察が対処する『犯罪行為』です。もし動いてくれなくても、警察に届出ておく必要があります。まずは警察、その上で解決できない問題を探偵が調査します。

真っ当な探偵に依頼して、あなたの抱えるストーカー問題を解決しましょう。