【ストーカー規制法】ストーカーをしたらどんな罪になる?

警視庁によると、ストーカー被害の相談件数は5年連続で1,000件を超えており、普通に生活していても、不意なところからストーカー被害を受ける可能性はあります。

ストーカーは人の生活を脅かす行為で、当然犯罪ですが、ストーカーを受けた際犯人にどのような罰を下すことができるかご存知ですか?

ワトソン
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というわけで今回は、ストーカーがどのような罪になるのかを解説します。

参照:警視庁|ストーカー事案の概況

ストーカー規制法とは?

ストーカー規制法とは、ストーカー行為を行なった人を処罰するために作られた法律です。
刑法では、ストーカー行為を定義しています。

ストーカー規制法によって定義されている以下の8つの行為を行なってしまうと、ストーカー規制法違反となり、罰せられることがあります。

  1. つきまとい行為・待ち伏せ・押しかけ
  2. 監視していると告げる行為 
  3. 面会・交際などの要求 
  4. 乱暴な言動 
  5. 無言電話・連続した電話・FAX・メール
  6. 汚物などの送付
  7. 名誉を傷つける
  8. 性的羞恥心の侵害

この8つの「つきまとい」行為を具体的に解説した記事がこちらです。

【ストーカー行為とは?】8つの種類をわかりやすく解説

ところで、ストーカー規制法の対象となるのは、恋愛感情など恋愛感情や恨みといった感情を動機に以上のような8つの行為をした場合です。

探偵が仕事として尾行を行なっても、それは仕事として尾行をしているに過ぎないので、ストーカー行為にはなりません。

ストーカー規制法の罰則

ストーカー行為して逮捕された場合、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金が課せられます。

ストーカー規制法第十八条 ストーカー行為をした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

e-GOV 法令検索|ストーカー規制法

とは言っても、ストーカーで一発で逮捕されることはあまりなく、まずは警告や禁止命令が出ることがほとんどです。

ワトソン
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これは「次やったら逮捕ですよ!」という、イエローカードのようなものです。

この警告を無視してストーカー行為を繰り返すと、禁止命令になり、さらに繰り返すと逮捕されます。

警察からストーカー行為について、警告・禁止命令が出ていて、なおストーカー行為をして捕まった場合、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金が課せられます。

ストーカー規制法第十九条 禁止命令等に違反してストーカー行為をした者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。

参考: e-GOV 法令検索|ストーカー規制法
ワトソン
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警告を無視すると量刑が2倍!?
場合によっては一発で逮捕になることも。ストーカーで困っている人は早めに相談するといいかも!

別の罪として刑法で罰せられる可能性も

ストーカー行為がエスカレートすることで、別の刑法でも罰せられる可能性があります。

罪名内容量刑
脅迫罪「画像を晒す」「殺す」などの言動2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
暴行罪相手を殴る・蹴るなど物理的な攻撃を行う2年以下の懲役、30万円以下の罰金、拘留又は科料
傷害罪暴行によって相手に怪我を負わせる15年以下の懲役又は50万円以下の罰金
逮捕・監禁罪不法な手段で相手を拘束する3月以上7年以下の懲役
威力業務妨害職場などへ出向き業務の邪魔をする3年以下の懲役または50万円以下の罰金
名誉毀損相手への誹謗中傷3年以下の懲役もしくは禁錮又は50万円以下の罰金

ストーカー行為で考えられる別の法律違反です。

そのほかにも、相手に後遺症が残るほどの怪我を負わせてしまったり、相手の命を奪ったりすれば、さらに重い罪に問われます。

ワトソン
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ストーカーだめ!絶対!!

ストーカー行為で逮捕された時の流れ

ここでは、ストーカーをしている犯人が捕まった後の流れを解説します。

逮捕・取調べ

ストーカーは逮捕されると、取調べが行われます。

場合によっては、被害者も警察署へ呼ばれ、本当にこの人で合っているかどうかの確認をすることがあります。

軽度なものであれば身柄を解放されることもありますが、詳しい調査が必要だと判断されると、検察へ送検されます。

検察を中心とした捜査が最大で20日間行われ、起訴・不起訴を決定します。

起訴・不起訴の判断

起訴されれば裁判を行います。
不起訴となれば日常生活に戻ることとなります。

ストーカー行為が明らかであっても、初犯で深く反省している、被害者が許していてそれ以上の罰を望んでいない、被害者との示談が成立している場合は、不起訴となることがあるのです。

裁判

起訴されると、裁判によって刑罰が決まります。
ストーカー規制法やその他の法律の量刑や前科、証拠の有無、反省度合いなどを考慮して決まります。

証拠を残しておくことが大事

ストーカーが逮捕されると、このような手続きを踏むのです!

「100%黒であることが証明できなければ白=無罪」
これが日本の刑事事件の鉄則です。

そのため、証拠を集めることが非常に大切です。
もちろん逮捕後は警察が慎重に捜査しますが、警察に被害届を出すために証拠が欲しい時は探偵に相談することが効果的です。

ストーカー行為を感じたらプロに相談しよう

ストーカーは法律で規制される立派な犯罪です。

放置していると次第にエスカレートし、あなたの命が危険に晒されるだけでなく、あなたの家族や職場の仲間にも危害が及ぶかもしれません。

ストーカーは、感情に支配されてしまった恐ろしい人間です。
あなたの周りで普通に暮らしている人が、小さなきっかけからストーカーになってしまうことも…。

少しでも怖い思いをしたら、友人や警察、探偵に相談しましょう。

ワトソン
ワトソン

まずはすぐに警察へ。動いてくれなかったら探偵に相談するのが良いでしょう!