「子供が急にいなくなってしまった」「詐欺師に騙されたから見つけ出したい」「恩師にもう一度だけ会いたい…」など、誰かを探したいという方に向けて。今回は人探し調査を解説します。
現役探偵にお聞きして、方法や、調査に必要な情報・探偵に依頼した際の料金など徹底的に解説します。
依頼する時に知っておくべき探偵の選び方も載っていますので、探偵に依頼する前にぜひお読みください!
今回の監修:探偵NiCOさん

探偵NiCO
関東を拠点に全国で活躍されている現役女探偵。
尾行をしない聞き込み特化型の珍しいタイプの探偵さん。
現在は人探しや結婚調査を中心に活動中。もちろん尾行調査も対応可能

人探しのプロフェッショナルです!
人探しとは

人探しとは「行方の知れない人を探すこと」。
行方の知れない人とは以下のような人が挙げられます。
- 家出した子供
- 生き別れた親
- 昔の友人や恋人、恩人
- ネット上の知り合い
- 裁判の証人
- 結婚詐欺等の詐欺師
- ひき逃げ事件の犯人
手元にある情報から自分で探し出したり、探偵に依頼して探してもらうこともできます。
失踪者が子供だったり、自殺をほのめかす文章が残っていたり、失踪する前に「死ぬ」と言っていたなど、緊急性が高い場合は警察も対処してくれます。
人探しは自分でできる?
人探しは、自分でもできます。調査の方法自体は難しくはありません。
ただし、以下の場合は探偵や警察に相談することをおすすめします。
- 情報が少ない時
- 対象者が自殺するなど緊急性が高い時
- 大量の人員が必要な時
- 自分では動けない場合
プロに依頼するにしても、自分で集められる情報はできるだけ集めておきましょう。
探偵は調査しやすくなるので、依頼が成功しやすくなります。その上、調査時間を短くできるので調査費用の節約になります。
人探しの方法
人探しの方法は以下の通りです。
- 聞き込み
- ポスター貼り
- ネット検索
- 公開情報の閲覧
- 電話帳
- 不動産登記簿
- ゼンリン住宅地図
- 商業登記簿・役員検索
- 官報
- 名簿業者の商業用データベース
- ドメイン検索
詳しくはこちら↓
人探しに必要な情報
人を探すときに必要になってくる情報は以下の通り。
- 名前(フルネームかつ基本漢字表記)
- 生年月日
- 最終学歴(出身学校)
- 出身地
- 実家の住所
- 職業
- 交友関係
- SNSのアカウント
- その他関係のありそうなもの
人探しは、情報がなければどうしようもありません。どんな些細なことでも、メモしておくことをお勧めします。
人探しは難しい?

難易度で言えば、特殊な能力や機材は必要ないので難しくはないかもしれません
ただし、人探しに難しさは、探す対象やその状況によって変化します。
難しい人探し
ここからは、難しいと言われる人探しの事例を紹介します。
緊急性の高い人探し
自殺の可能性がある家出人なら、一刻も早く見つける必要があります。複数人でローラー調査を行うため、早急に人手と時間が確保できないと調査は難しいでしょう。
情報が少ない人探し
・何十年も前に失踪した人を探す場合、写真や勤務先などを含む全体の情報が古くなっています。持っている情報が古すぎると手掛かりも掴みづらくなります。現在の情報が分かっている人と比べ、探すのは難しくなるでしょう。
比較的簡単な人探し
ここからは、比較的難易度の低い人探しを紹介します。
情報量が多い場合
住んでいる地域がわかっている場合や
企業の代表や役員であれば、ネット検索で簡単に個人情報が出てくる可能性があります。
勤務している会社が分かれば聞き込みをしたり、そこから情報を広げていくことができます。
SNSアカウントがわかっている場合
SNSアカウントの中身は情報の宝庫です。
- 自身の個人情報(住所や勤務先)
- 住んでいる場所
- 学歴・経歴
- 出身地 など
また、SNSに投稿された写真などから居場所を割り出すこともできます。
ただし、SNSの情報は簡単に書き換えられるので鵜呑みにすると危険。
他の情報と合わせて使うのが良いでしょう。
人探しの料金相場
人探しの料金相場は、10万円から100万円程度が相場です。
結構お高いですよね…。
料金を決定づけるのは「人数」と「時間」
調査料金のほとんどが人件費です。なので、料金を左右する要素は「人数」と「時間」になってきます。
時間制の場合、調査員1人につき1時間1万円程度かかります。
例えば調査員2人に5時間動いてもらったら10万円。4人に5時間なら20万円になるわけです。
素早く、少ない人数で調べ上げられたら低価格で済む
例えば、事前に正確な情報が揃っていて、見つけやすい人の場合なら料金の相場は5万円~となります。
人探しは、事前情報が少ないとなかなか見つからずに調査が長引いてしまいます。依頼する前に、できるだけ自分で情報を集めておくことで調査時間を短くでき、料金を抑えることができるでしょう。
大人数を動員する調査は高額に
家出人を探すローラー調査(短時間に大人数で行う調査)の場合、費用は高額になります。例えば、調査員4人を動員すると、一日(24時間)当たり96万円になります。3日で見つかった場合、料金は288万円です。
その他交通費などもかかってくる
このように、料金の相場は内容によって大きく幅があるのです。
また、調査の対象者が遠方に住んでいるときは調査員の交通費や宿泊費も負担することになります。
調査の前にきちんと見積もりをとってから依頼しましょう。
人探しの際の探偵社の選び方
ここからは、人探しを依頼する際におすすめな探偵社の選び方をご紹介します。
人数が必要な場合は大手探偵社へ
ローラー調査のように、大人数が場合、人員が確保できる探偵社を選びましょう。少人数で運営している探偵社では人手が足りない可能性があります。
人数が必要でない場合は優秀な探偵へ
ローラー調査のように人数が必要ない場合はできるだけ優秀な探偵に依頼しましょう。
明確な料金システムがあり、調査前に見積もりをしてくれる探偵がおすすめです。
きちんとした料金表がない場合、法外な料金を請求される可能性があります。:吹き出し
また、これまでの実績・報告書を見せてもらって、自分が求めているものを提出してくれるか確認することも忘れてはいけません。
また、調査員が直接出向き、聞き込みを行う場合もあるので出張調査をしてくれる探偵に依頼するのが良いでしょう。
人探しは探偵まで
探偵は人探しのプロです。
人探しにはさまざまな種類があり、中には自分で対処可能なものもありますが、本当に見つけ出したい時・早く見つけ出したい時は探偵に依頼することをおすすめします。
探偵は、誰にでもできることをそのスキルと経験で誰よりも正確に・誠実に行い、依頼者の問題を解決します。
人探しで困ったことがあったら、探偵の力を借りてみてはいかがでしょうか。