盗聴器は30万台以上販売されており、これは1日821個売れている計算になります。ごく普通に人の家でも、『いつの間にか仕掛けられていた』という可能性もあるかもしれません。
今回は、『自分で見つける』方法を中心に、盗聴器を発見する方法を解説していきます。

この記事は、
・盗聴器が自分の家に仕掛けられているか不安な人
・盗聴器探しを探偵に依頼しようとしている人
にオススメです。
この記事の監修:探偵NiCOさん

探偵NiCO
関東を拠点に全国で活躍されている現役女探偵。
尾行をしない聞き込み特化型の珍しいタイプの探偵さん。
現在は人探しや結婚調査を中心に活動中。
盗聴器を発見する5つの方法
盗聴器を発見する方法5つのを紹介します。
方法は、
- ラジオを使う
- アプリを使う
- スペクトラムアナライザーを使う
- 盗聴器発見器を使う
- 探偵に依頼する
この5つ、早速みていきましょう!
ラジオを使う
まず1つ目は、ラジオを使う方法です。
水溜りボンドさんが動画で実験していたので、見たことがある人もいるかもしれませんね。
ラジオを使う調査の手順は以下の通りです。
- 部屋を密閉する
- スマホで音楽を流すなど、わかりやすい音を出しておく
- ラジオをつけ、低い周波数から徐々に周波を高くしていく
- ラジオから『自分が出している音』が聞こえないか確認する
- もし音が聞こえたら、ラジオを持って部屋を歩き回り、ハウリングする場所を探す
- ハウリングする場所をくまなく探す

ラジオは必ずFMラジオである必要があります。AMでは盗聴器の発見はできません。
アプリを使う
残念ながらアプリ単体で盗聴器を発見できるものはありません。
2021年現在、盗聴器を発見できるアプリは一つだけで、iSpacesearchのみです。
ただし、これを使うためには『広域帯受信機』を別途用意する必要があります。
そもそも、スマホ自体に盗聴器の電波をキャッチする機能は備わっていません。なので、アプリ単体で調査できると豪語するものはほぼ嘘だと思ってください。
スペクトラムアナライザーを使う
スペクロラムアナライザーは、無線機などの点検や携帯やWi-Fiの電波が届かないときに使う機械です。
電波の強さを図ることができるので、電波を発する盗聴器を発見することができます。ただし、スペクロラムアナライザーを使うには多少の知識が必要なので、自分で調査する際は少し難しいかもしれません。
盗聴器発見器を使う
盗聴器発見機は、ラジオで盗聴器を発見する方法と同じで、盗聴器発見機の周波数を低周波から徐々に上げていき、室内の音が盗聴器発見機から漏れてこないかで確かめます。
ただし、盗聴器発見器はなかなか使うものではありません。
レンタル業者もあるので、困った時はレンタルするのもおすすめです!
探偵に依頼する
以上がご自身で盗聴器を発見する方法でしたが、探偵に依頼して盗聴器を発見してもらうこともできます。
探偵に依頼すれば、専用機器などやこれまでの経験などを使って、スムーズに盗聴器の有無を調査してくれます。
盗聴器は、普通に生活していてはなかなか関わることのない問題です。
どんなに高精度な機械を用意しても、なかなか自分で発見するのは難しいでしょう。
また、自分で調べていてもし本当に盗聴器が会った時、大変なショックを受け、悪意のある盗聴者から危害を加えられる可能性もあります。
そうした被害にあわれないためにも、探偵に全て任せてしまうのも良いでしょう。
盗聴器は仕掛けられてないことがほとんど
ただし、実際に調査して盗聴器が出てくることはほとんどないと言います。

私の知り合いは、10年間ほど盗聴器発見の仕事をしてきましたが、依頼者様の家から盗聴器が出てきたことは一度もなかったですね。
そもそも、盗聴はそんな簡単ではありません。
盗聴器自体そんなに性能は高くないので、盗聴できる範囲はそんなに広くありません。
それに、仕掛けた盗聴器から離れてしまうと盗聴者側も音声を聞くことはできないんです。
なので、盗聴するんだったら近く、隣の部屋くらいの距離にいないといけないんです。
そんなリスクを冒してまで盗聴するっていう人はまずいないし、できないと思います。
ただし、企業さんの場合は産業スパイなどに警戒しなければいけないので、部外者が入った後や新しいオフィスに入った後などは安心するために調査することはありますね。
まずは自分で調査して、本当に困ったら探偵に依頼しよう
今回は、盗聴器を発見する方法をご紹介しました。
ただ、現役の探偵さんにお伺いしたところ、盗聴器が仕掛けられていることはほとんどないんだとか!
なので、なかなか盗聴器被害にあうということはないと思いますが、本当に困った時は迷わず探偵に相談しましょう。