
え…私、浮気されてた…。
最愛のパートナーの浮気が発覚した時、浮気相手に対してどう対処したらいいかわからない人は多いでしょう。
実は、浮気されていた場合、冷静に対処しないと自分にとって不利な状況を呼び込んでしまう危険性があります。
今回は、絶対に浮気相手にやってはいけない事や浮気相手への対処法などを解説していきます。
この記事の監修:MJリサーチ綜合探偵社さん

MJリサーチ綜合探偵社のマスコットキャラクター・マコトくん
MJリサーチは、探偵をもっと身近な存在にするために、大手総合探偵社から独立したメンバーが集まり新設した探偵社。20年以上の調査経験を持つプロの調査員による安心と信頼の調査を、個人及び法人の依頼主様、顧問企業様に提供する。
ちなみに、マコトくんはMJ Researchの頭文字MJRをもじっている。
浮気相手に絶対にしてはいけない3つのこと
まずは、浮気相手に絶対してはいけない3つのことを解説していきます。
やってしまうと裁判で不利になるだけでなく、犯罪行為となってしまうこともあります。
確認していきましょう。
1.浮気相手への暴言・暴力行為
浮気相手への暴言・暴力行為は絶対にしてはいけません。
電話越しに暴言を吐いたり、相手の家へ行って暴力を振るったりした場合、名誉毀損や傷害罪に問われる可能性があります 。

そもそも、浮気相手には自分で接触するべきではありません。
会う前は冷静だったとしても、いざ目の前にすると怒りで何も考えられなくなって、最悪のケースを起こしてしまう可能性もあります。
2.脅迫や恐喝・強要
いくら浮気相手でも、脅迫や恐喝・強要をしてはいけません。

お前を殺してやる!
強い言葉で脅すのは脅迫(きょうはく)。

浮気したことをバラされたくなかったら100万円払いなさい!
脅してお金を巻き上げるのは恐喝(きょうかつ)。

申し訳ないと思ってるなら土下座しなさいよ!
脅して、本来しなくても良いことをさせるのは強要(きょうよう)。
これらは、どれも犯罪行為です。
3.相手の家族への慰謝料請求
また、浮気相手の両親や家族には、当然ですが慰謝料を支払う義務はありません。
なので、 浮気相手の家族に対して慰謝料の支払いを強要することは、絶対にしてはいけません。
ただ、浮気相手の両親が問題を解決するために「任意で支払いに応じる」ことはあります。
ただし、あくまで任意なので、もしあなたが脅迫して慰謝料を支払わせたことがわかれば 、あなたが脅迫罪に問われる危険性があります。

脅迫・強要は絶対にしてはいけません。
浮気相手への対処法
では、浮気相手にはどう対処するのが良いのでしょうか?
浮気相手への対処法を見ていきましょう。
浮気相手には慰謝料を請求

浮気された時、あなたがすべきことはパートナーとその浮気相手に慰謝料を請求することです。
浮気相手にも、もちろん慰謝料を請求できます。
ただし条件が2つ。
- 浮気相手が既婚者であると知っていて浮気をしている場合
- 自分が肉体関係を持った相手が既婚者だとわかる状況にあって浮気をしていた場合
浮気相手が肉体関係を持った相手が結婚していると知らなかった・騙されていたという場合は、慰謝料を請求することはできません。

場合によっては、探偵に『結婚していることを知っていたという証拠』を集めてもらう必要も出てくるかもしれません。
離婚するかしないかで請求相手を決める
慰謝料を請求できるのは、『浮気をしたパートナー』と『その浮気相手』。
しかし、誰に慰謝料を請求するかは、あなたがパートナーと離婚するかしないかで決めるのが良いでしょう。
その理由を解説していきます。
離婚しない場合:浮気相手だけに請求
例えばあなたが専業主婦でもし夫と別れてしまった場合無職になってしまう時は、「離婚をしない」という選択肢もあります。このような場合は、浮気相手だけに慰謝料を請求することをお勧めします。
理由は、以下の2点。
- そもそも得にならない
- 再構築が難しくなる
そもそも得にならない
離婚をしない場合、浮気した自分のパートナーに慰謝料を請求したとしても夫婦間でお金が移動しただけで、あなたの家計には何の得もありません。
再構築が難しくなる
離婚しなかった場合、パートナーとの関係を再構築していくことになるでしょう。
しかし、パートナーから慰謝料を取ってしまうと、

お金が欲しかっただけなのか?
などと、批判を受けるかもしれません。このような状況で、再構築をすることは非常に難しいです。
ですから、離婚しない時は浮気相手だけに慰謝料を請求するのが良いでしょう。
離婚する場合:パートナーと浮気相手両方に請求
もし離婚する場合はパートナーと浮気相手両方に請求しましょう。理由は、 二人に請求した方がより高額な慰謝料を受け取ることができる可能性が高いからです。
離婚するなら、その先の人生をやり直すためにどうしてもお金が必要です。
遠慮せずに、取るべき慰謝料は取りましょう。
浮気の証拠を集めておく
浮気相手に慰謝料を請求する場合のことを考えて、浮気相手に繋がりそうな証拠を集めておきましょう。
具体的には以下の通り。
- 肉体関係があった事を示すやり取り(相手の名前に注意)
- 自分との営みでは使っていなかったコンドームや大人のおもちゃが入っていた証拠写真(日時も記録しておく)
- ラブホテルのレシート
- カーナビの履歴
- 日々の日記(証拠を集めながら、自分の感情を書き記すと裁判の時効果的) など
他にも、証拠になりそうなものがあればできる範囲で残しておくと良いでしょう。

小さな証拠だけは裁判を戦うには弱いですが、他の証拠と組み合わせることで説得力のある証拠になります。
浮気相手の調査は探偵にしかできない
慰謝料を請求した時、相手が素直に慰謝料の支払いに応じない時は弁護士をたてて裁判になります。
そんな時は、浮気の証拠が重要になってきます。
ただし、浮気相手の調査は探偵にしかできません。
その理由を解説します。
第三者の尾行は犯罪となる可能性が高い
浮気被害者さんの中には、

探偵に頼むと高額だから、自分で調査してしまおう
という方が多いです。

しかし、そもそも第三者への恨みや怒りといった感情の伴う尾行はストーカー行為。
ストーカー規制法の対象になります。
【探偵は違法?】探偵の合法・違法のボーダーラインを徹底的に解説!

あの女が浮気相手か…尾行して家を突き止めてやる…!
という気持ちはわかりますが、これは犯罪になる可能性があります。

じゃあ探偵はどうなの?と思いますよね。
探偵は、感情ではなく仕事として尾行を行います。
尾行の動機が感情ではないので犯罪にはなりません。
【探偵は違法?】探偵による調査の合法・違法のボーダーラインを徹底的に解説!
探偵も根拠のない調査はできない
それに、探偵でも第三者を調査したいなら、調査するだけの根拠を手に入れなければいけません。
例えば、以下のような手順を踏む必要があります。
- まずは旦那さんを尾行して行動を観察(旦那さんには、そもそも慰謝料請求権があるので尾行してもOK)
- ある特定の女と頻繁にラブホテルに行っている=不倫相手であることが判明
- この段階で、その女への慰謝料請求権が発生する
- 慰謝料を請求するための証拠を集めるために、浮気相手を調査できるようになる
なので、突然

あの女、怪しいから調べて!
と言われても探偵は対応できません。
調査は必ず段階を踏まなければいけません。そうでなくては裁判で使える証拠が取れません。
浮気相手への対処はプロに任せよう
浮気相手への対処法として、最も有効なのはやはり慰謝料を支払わせること。
間違っても
- 暴言を吐いたり・暴力を振るう
- 退職強要などの迷惑行為を行う
- 浮気相手の家族への慰謝料請求や脅迫
をしてはいけません。
もちろん、自分のパートナーでもない第三者を尾行・張り込むなどすることも絶対にやめましょう。

浮気相手には、 冷静に対処する。必要があればプロの手を借りましょう。